古代日本に存在した占いとは?

易占いは古代中国、すなわち今から3000年前の周王朝の時代に誕生した占いですが、わが国日本においても古代に行われていた占いがありました。それが「太占の法(ふとまにのほう)」です。

その方法は牡鹿(おじか)の肩甲骨を波波迦(ははか;カニワザクラ・カバザクラ・カンバなどの古名)の木皮で焼き、そこにできた割れ目の形によって吉凶を占う、というものです。

中国三国時代の『魏志倭人伝』に「骨を灼(や)きて以(もっ)て吉凶を占う」とあるのは、まさにこの太占のことを述べたものです。

現在でも、東京都青梅市の武蔵御嶽神社と、群馬県富岡市の一之宮貫前神社の2か所で行われています。

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